かいつぶりブログ

2016年02月17日

がんの告知・今昔

私が子どもの頃は、「がん」は不治の病でした。
で、患者さんには病名を隠すことが当たり前。
不治の病だからこその名作もたくさん、生まれましたが・・・。

cupido

「ある愛の詩」(白血病)や「愛と死をみつめて」(軟骨肉腫)を
読んだり観たりして、涙された方も多いかと思います。

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それはさておき、病名を告知せずに治療をしようとすると、違う病名を伝える必要があり、
よく「胃がん」の患者さんに「胃潰瘍」と伝えたりしていたようです。
ただ、本当に「胃潰瘍」なのに ”自分はがんだ” と思い詰める方もいらしたようで
子ども心にも、正直に伝えた方が良いのにって思っていました。

私はあくまでも「がん」以外の方が思い詰めないように!と願っていたのですが、
医学の進歩は本当に素晴らしいですね。

色々な治療法はもちろん、検査方法も増えて早期発見もできるようになってきました。
そして、がん告知は普通のことになりました。

これからも、更なる進歩を期待しています。