かいつぶりセンターとは

理事長挨拶

 令和2年6月、当センターは開設の地である大津市大萱より大津市黒津に拠点を移し、今また新たにスタートを切りました。これもひとえにセンターの活動を応援してくださる皆さまのお陰と心より感謝いたします。
当センターは開設以来、一貫してがん体験者とそのご家族が抱えておられる様々な悩みや問題に対し共に向き合い、その方々の人生の一助となれるよう活動を続けて参りましたが、さらに今後は「新しい生活様式」に代表されるような昨今の世情に後れを取ることのないよう、今一度センターの在り方や活動について見直すことで、活動範囲を広げ充実させてまいりたいと考えております。
今回の移転先である大津市黒津の民家は、緑に囲まれた静かな佇まいで、先ずはここに利用者の方々へ癒しと寛ぎを提供できる空間、そしてホッとできる居場所をつくり活動拠点とする所存です。
新しいセンター作りはまだ動きだしたばかりですが、今後とも皆さまのご支援とご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

理事長 遠藤 郁

理事長 遠藤 郁

淡海かいつぶりセンターとは

認定NPO法人淡海かいつぶりセンターは、2015年(平成27年)3月に英国ロンドン「マギーズ・キャンサー・ケアリングセンター(※)」をモデルに設立した“がん患者さんやその家族、友人、介護者のための支援施設”です。
がん患者さんはもとより、そのご家族やご友人、介護者などの皆さまが、がんと診断の直後から、治療中にとどまらず、治療後や再発時、またはご遺族となられても利用していただき、“自分らしさを取り戻し、よりよく活きる”ための生活に関わる情報提供や精神的な支援を行います。

医療行為は行いませんが、専門スタッフががんに関わる心のつらさや、不安、経済的な問題まで、あらゆるご相談にのります。また、栄養指導やヨガ、アロマセラピーなど様々なプログラムも無料または格安で提供できることを目指しています。
今後は、さらにプログラムを充実させ、皆様のご期待にお応えできるように努めてまいります。

(※)英国ロンドン「マギーズ・キャンサー・ケアリングセンター」とは
自らもがん患者であった造園家で造園史家のマギー・ケズウィック・ジェンクス氏の意志 を引き継いだ人々によって、2012年(平成24年)10月英国ロンドンで設立されたがん患者支援施設です。がんに直面し悩む本人、家族、友人ら、がんに関わるすべての人が無料で利用できる相談センターです。その活動資金のほとんどすべてが募金や寄附金によるものです。 (マギーズセンターの特徴:◈患者ではなく一人の人間でいられる場所 ◈癒し効果を持つ空間と建造物 ◈無料で利用でき、予約も不要 ◈家族、友人、介護者への支援が必要なときは支援を行う ◈あらゆるタイプのがんのどの段階でも利用可能 ◈個人個人に合わせた支援プログラム)

施設紹介

組織概要

名 称認定NPO法人淡海かいつぶりセンター
代表者遠藤 郁
開所時間平日(原則) 10:00~16:00
第1木曜日および第3木曜日(原則) 10:00~19:00
第1土曜日および第3日曜日(原則) 10:00~16:00
休館日原則 第1・3金曜日・祝日・年末年始(詳細はホームページにてご確認ください)
事業内容すべてのがん患者、その家族、友人、介護者ならびに一般市民が利用できる特定非営利活動に係る事業を提供する施設です。心理的社会的支援及び情報を提供する事業を行い、これにより、「よりよく生きる」ための生活支援をし、地域社会の福祉の向上を図り、広く公益に貢献することを目的とします。
所在地〒520-2279 大津市黒津二丁目17-32
電話番号/FAXTEL:077-546-6550/FAX:077-546-6551
メールアドレス

理事・役員一覧

理事長遠藤 郁(えんどう かおる) | くろづ外科医院 院長
副理事長鈴木 孝世(すずき たかよ) | 社会医療法人誠光会 理事
理事

塩飽 勝美(しわく かつみ) | 株式会社HSマネジメント代表取締役
菊井 津多子(きくい つたこ) | 滋賀県がん患者団体連絡協議会 会長
草野 とし子(くさの としこ) | 滋賀県看護協会 会長
小寺 利美(こてら としみ) | 滋賀医科大学医学部附属病院 看護部長
宮本 美佐江(みやもと みさえ) | 淡海かいつぶりセンター センター長

監事澤田 祐次(さわだ ゆうじ) | 株式会社セントラルファーム事業部 部長
多川 晴美(たがわ はるみ) | 滋賀医科大学医学部附属病院 看護臨床教育センター長

職員一覧

センター長宮本 美佐江(みやもと みさえ)
事務長岩田 泰晴(いわた やすはる)
相談員

清水 京子(しみず きょうこ) | 保健師
岡本 きみ江(おかもと きみえ)|看護師
中田 裕美(なかた ひろみ) | 看護師

事務員中川 とも子(なかがわ ともこ)

私たちの思い

淡海かいつぶりセンターは、がん患者さんやそのご家族・友人・介護者など、がんに関わるすべての方々が気軽に立ち寄れる“まちなかのがん相談室”をめざしています。

認定NPO法人淡海かいつぶりセンター
センター長
宮本 美佐江

認定NPO法人淡海かいつぶりセンター
センター長
宮本 美佐江

がんと診断されたことで、さまざまな苦痛や不安を抱えながら日常生活を送っている方も多いと思います。淡海かいつぶりセンターは、そんながん患者さんとご家族、ご友人の方々に気軽に訪れていただける場所であり、ホッとできる空間、癒しの空間、そして自分自身を取り戻せる空間でありたいと考えています。
何をするでもなく、お茶を飲んでゆったり過ごしていただける空間(居場所)。もし、相談したいことがあれば、治療のことだけでなく、病気への不安、家族のこと、仕事のこと、病院では話せないことなど何でも話してください。少し時間をかけて語りながら、きっとご自身で気持ちの整理をしていかれると思います。そして、肩の荷を少しでも下ろすことができ、病気を抱えながらも活きることの大切さ、生きる力を育むことの大切さを、ご自身で獲得していかれるようにと願い、そんな皆さまに、私たち相談員はそっと寄り添える力量をつける努力をしていきたいと思っています。
さらには、心理的・社会的支援のための情報提供や、その道の専門家へ繫ぐための支援を行い、その人らしく、よりよく生きるためのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
また、今後は地域の皆さまにもボランティアとして、気軽に立ち寄っていただける「まちなかのがん相談センター」でありたいと思っています。
多くの皆さまのご支援とご協力を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。


キャッチフレーズ
あなたの心に寄り添い “あなたらしく活きる” あなたと共に歩みます
( ※“あなたらしく活きる”≓ 自分らしく活きる ≓ 人間力(患者力)を高める )
ミッション(使命)
私たちは、がんと向き合う上で、多くの悩みや苦しみを抱える人(患者さん・ご家族等)と、さまざまな時間や空間を響感(きょうかん)し、ひとりでも多くの人の支えとなります。
バリュー(行動指針)
私たちは、チーム一丸となり下記について取り組みます。
環境整備 がん患者さんやそのご家族の方々にとって、居心地の良い環境の整備に努めます。
質の向上 日々研鑽し、専門職とのつながりを強化し、スタッフ一同協力して相談者への対応力の高みをめざします。
健全運営 当法人の活動内容を、多くの人や組織あるいは団体に理解と共感、そして賛同していただけるよう努めます。