かいつぶりブログ

2017年05月18日

携帯電話

母の日に、想い出の話をして・・・
ちょっと、思い出したことがあります。

そう、携帯電話♪

入院中の母を見舞ったとき、私の携帯電話を見て、
母が電話をしたがったのです。

病棟には公衆電話があり、まだ普及初めの携帯電話はもちろん、
院内では使用禁止という時代・・・。
車いすに乗せて、お外まで散歩し、何人かの友人に無事電話で話せました。

数人とはいえ、電話番号を覚えていたのは、さすが昔の人!

でも、何より何故、公衆電話を使わなかったのか?

今でも見かける緑色の公衆電話の受話器が、病気の母には重かったのです。

日ごろ、きちんと患者さんの立場に立っているつもりでも、
本当の想いは、なかなか、分からないものですね。

懐かしい想い出とともに、忘れがちな弱者への想いを
新たにしました。