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2016年08月30日

遺族相談(グリーフケア)のご案内

親しい人を亡くされた方の心のケア

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遺族相談(グリーフケア)は、『がん』により大切な方を亡くされた方々が、複雑な気持ちや深い悲しみ・苦しみ・寂しさや孤独感だけではなく、自責・怒り・無力感など日々の生活の中では話せない想いを語り合い、わかちあう場です。
ひとときの間、重い荷物を下ろし、喪失の体験を自分の人生にうけいれ、悲嘆(グリーフ)の日々から、明日への一歩を踏み出す力を得ていくためのサポートを行います。

遺族相談(グリーフケア)開催日

第二土曜日の14時から16時に開催しています。

大切なご家族やご友人などを亡くされた方で、以下のような状態で辛さを感じておられる方は、一度その思いや状態についてお話してみませんか?

心の反応

  • 悲しみが強く毎日が辛い
  • 亡くなったことが受け入れられない
  • 気分の落ち込みが強い
  • 強い孤独感や疎外感がある
  • 不安や恐怖を感じる
  • 自分がなくなったあるいは不安定になったように感じるまたは精神の病気にかかってしまったように感じる
  • 自分を責める
  • 亡くなった方や他者に怒りを覚える

体の反応

  • 欲がわかない
  • 急に体重が落ちた
  • 眠れない
  • 体調が悪い
  • 記憶力や集中力の低下
  • 活力の低下

行動の反応

  • 引きこもりがちになった
  • 家族内で折り合いが悪くなった
  • 生活や仕事に支障が出ているなど

こんな方がお話に来られています

◆がんで夫を亡くされた60代女性

病名は伝えたが最期まで末期であることを伝えることができなかったことに対する後悔の念や、それしかできなかった無念さなどをお話しされました。

◆長らく二人暮らしをしてきた母親を亡くした60代女性

母親が生きがいであり悲しみが非常に強かったが、今後の生き方について模索するように回数を重ねてお話しされました。

◆親友を亡くされた70代男性

友人以上の心の結びつきがあったと非常に深い悲しみに包まれており、親友について色々とお話しされました。

◆母親を亡くされた30代女性

誰にも看取られずに亡くなった母親に対して申し訳ない気持ちが強く体重が激減。やっと泣くことができたと家族には話せない思いを話されました。


 

経験豊かなスタッフ(がん看護専門看護師)による遺族相談(グリーフケア)では、大事な方を看取られたご家族やご友人の方のお気持ちをうかがっております。ぜひご参加ください。