かいつぶりブログ

2017年04月05日

原千晶さんの講演会を聴講して

先月、原千晶さんの講演会を聴講することができました。
二人に一人ががんになる・・・あちこちで言われている言葉で
来場された多くの方もご自身、あるいは親しい方ががんと闘われているのでは
などと、感じておりました。

そんな中で、原さんの「生」の声を聴けたことは本当にありがたく、
家族や友人ががんと言われた時に、どんな思いかということに
少しでも寄り添えればとつくづく思いました。

がん対策基本法では、がん患者の就労に関する啓発・知識の普及、
小児がん患者らの学業と治療の両立に必要な環境整備や、
希少がんや難治性がんの研究促進や、がん検診の実態把握など、
必要な施策の実施を求めています。

以前は、まず治療・延命だったものが、
その後の生活面まで考えるようになったことは進歩だと思います。

けれど、今みんなの前でお話されている原さんですら
がんと告げられた時に、ドーンと落ち込まれたという事実、
そんなことを改めて考えつつ、当センターに来られる
皆さまはもちろん、がんと闘うすべての方に少しでも
より生きやすい社会になりますように願っています。

(今年は少々遅い大津駅からの桜です)