ご利用者の声

がんになって思うこと

まずは私の主ながん病歴から紹介させていただきます。

1996年12月 大腸がんにより手術
2001年 1月  悪性ポリープにより手術
2001年 8月  悪性ポリープにより手術
2002年11月 左腎盂がんにより手術
2010年 3月  悪性ポリープにより手術
2011年 8月  大腸がんにより残存大腸全摘出手術
2015年 2月  左手甲の皮膚がん(ボーエンがん)の手術
2015年 8月  左顔面皮膚がん(有棘細胞がん)の手術

以上のようなわけで、初めての手術から現在に至るまでの20年近く間断なくがんを発症しています。「がん患者の会」などでは『私はがんの総合商社代表取締役の○△です。』と自虐的な挨拶をしています。

普通なら「私のがん闘病記」となるのでしょうが、がんは闘って勝てる相手なのだろうかと疑問を抱き続けているのです。私の病歴を見てみますとまるでモグラたたき状態で少しでも油断すると別のところに発症していて、がんがいかに侮りがたい強敵であるかがわかります。

私が初めてがんの手術をしたのは58歳のときで、それ以来何度も入院・手術を繰り返してきましたが、今年11月に喜寿を迎えることができました。これは、ひとえに家族をはじめ医師・看護師さん、病院スタッフ、すべての皆様のおかげです。ここに感謝の気持ちを捧げたいと思います。

今日まで私がどのようにしてがんに取り組んできたかですが、特別なことは何もしていません。常に「早期発見・早期治療」を心がけてきただけです。
最初の手術をしてからは再発・転移を恐れて自分でも何かしなければとの焦りから、アガリスクやプロポリス、アスピリン、ビオフェルミンなどをしばらく服用してみましたが、果たして効果があったのかどうかわかりませんし、今は何も服用していません。
あえて証明できるとすれば、がんを発症しつつも77歳まで生きながらえているということでしょうか。

私の場合、これからもいろいろながんを発症すると思いますが、とにかく先手必勝「早期発見・早期治療」で臨んでいくつもりです。

私の拙い文章を最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

Fさん・70代・♂