かいつぶりブログ

2018年09月09日

重陽の節句

「節句」とは「季節の節目に行なわれる伝統行事」のことで、
中国から伝わってきたものです。
中国には「陰陽思想」というものがあり、この世の全てのものは「陰」と「陽」で
成り立っているという考えがあり、奇数は「陽」を表すために、
縁起がいい数字だと考えられました。

そして「九」という数字は陽の気が極まった数字。
その数字の「九」が重なった9月9日は「陽」が「重」なった日、
つまり「重陽」となったのです。

重陽の節句は、菊を鑑賞し菊花酒などを楽しみつつ無病息災や長寿を祈るという、
静かな(地味な?)節句です。

けれど、自然災害の多い今年は、無病息災だけでなく被災地の復旧と
これ以上の災害が訪れないことを祈りたいものですね。